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中小企業診断士二次試験 事例Ⅳ対策
この記事の要約
- 事例Ⅳは合格者と不合格者の点差が最も大きい
- CVP・NPVは簿記1級レベルの問題で鍛える
- 事例Ⅰ〜Ⅲを最低限に絞り、事例Ⅳへ学習時間を集中する
- 二次試験後は簿記2級で会計の基礎を固める
事例Ⅳを優先する理由
この記事では、事例Ⅳ(財務・会計)の勉強法を扱います。事例Ⅰ〜Ⅲについては、以下の記事を参照してください。
事例Ⅳは、本試験より難しい問題を繰り返し解くことが対策の中心です。
不合格者向け試験対策でも紹介した集計では、合格者と不合格者の平均点差が最も大きいのは事例Ⅳでした。
X(旧Twitter)上のデータを集計した 中小企業診断士・サンさんの記事によると、 合格者と不合格者の平均点差は以下の通りでした。
- 事例Ⅰ:7.3点
- 事例Ⅱ:6.7点
- 事例Ⅲ:3.9点
- 事例Ⅳ:18.7点
事例Ⅳは計算問題が中心です。 そのため、記述問題のような得点調整がしにくく、「できる人とできない人の差」がそのまま点数に表れます。
CVPやNPVは簿記1級でも扱われます。簿記1級レベルの問題で計算手順を身につけておけば、80分の事例Ⅳでも落ち着いて対応しやすくなります。
おすすめ教材(事例Ⅳ対策の軸)
軸にする教材は、TAC よくわかる簿記シリーズ 合格トレーニング 日商簿記1級 工業簿記・原価計算IIIです。
第11章 → 第5章 → 第6章
の順で周回してください。
注意
工業簿記・原価計算の合格トレーニングはⅠ・Ⅱ・Ⅲの3冊構成です。
事例Ⅳ対策としておすすめしているのは「Ⅲ」 です。
「工業簿記・原価計算Ⅲ」 を選んでいるか、購入前に必ず確認してください。
学習時間は事例Ⅳを優先する
一次試験から二次試験までは約12週間です。全科目を均等に勉強せず、次のように優先順位をつけます。
- 事例Ⅰ〜Ⅲ:令和以降の過去問を中心に30事例程度
- 事例Ⅳ:残りの時間を簿記1級問題集と過去問に使う
事例Ⅰ〜Ⅲの進め方は、事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの勉強法を参照してください。
事例Ⅳの具体的な進め方
- 簿記1級問題集の第11章(NPV)、第5・6章(CVP)を2周する
- 事例Ⅳの過去問を約20事例解く
- 経営分析と記述を同友館の過去問題集で補う
MMC流の経営分析・記述フォーマットに慣れておくと、本番でCVP・NPVに使う時間を確保しやすくなります。
11〜12月は簿記2級で基礎を固める
二次試験終了後は、簿記2級に取り組みます。NPVは出題されませんが、仕訳、原価計算、決算書など、一次試験と事例Ⅳに必要な会計の基礎を体系的に学べます。
翌年も受験する場合、早い時期に会計の基礎を固めておくことで、事例Ⅳの演習へスムーズに移れます。
簿記2級オススメ教材
パブロフ簿記2級商業簿記
隙間時間の仕訳練習に使います。
合格するための本試験問題集 日商簿記2級
最初に取り組む主教材です。間違えた問題を解き直し、出題形式を身につけます。
日商簿記2級 まるっと完全予想問題集
本試験問題集を終えた後の仕上げに使います。
勉強の進め方(11〜12月)
- 隙間時間:スマホアプリで仕訳を練習する
- 毎日90分:問題集を1回分解く
- 演習後:間違えた論点を解き直す
11〜12月の約60日間、問題を繰り返して出題パターンに慣れてください。
不合格だった場合
簿記1級問題集を継続し、CVP・NPVの計算手順を定着させます。時間に余裕があれば、次の事例Ⅳ専用問題集も追加してください。
まとめ:4つの手順で進める
- 簿記1級問題集でCVP・NPVを鍛える
- 事例Ⅳの過去問で本試験形式に慣れる
- 同友館の過去問題集で経営分析と記述を補う
- 間違えた問題を繰り返し解く
事例Ⅳは、計算手順を理解したうえで反復することが重要です。学習時間を優先的に配分し、安定して得点できる状態を目指してください。



